浅間、八ヶ岳連峰のふもと

佐久アッセントクラブ

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 キタダケソウを見に行こう! 2007/7/7~8

 <記録>
平成19年7月7~8日  広河原~右俣コース~北岳
コースタイム
1日目
佐久発(4:30)* 市営芦安無料駐車場着(6:10)* 乗合いタクシー発(6:50)* 広河原(7:30)* 広河原登山開始(7:45)* 二股分岐(10:17)* 右俣・草スベリ分岐(12:20)* 肩ノ小屋テント場着(13:35)設営* 北岳山頂(15:09)* テント場
2日目
起床(2:00)* 山頂へ登山開始(3:30)* 山頂(4:10~4:45)* トラバース道分岐キタダケソウ観察(5:05~6:20)* テント場着 撤収(7:10~7:38)* 二股分岐(9:30)* 広河原着(11:20)乗合いタクシー発(12:00)* 芦安駐車場(12:37)

 芦安から広河原までは乗合いタクシー(片道一人1,100円)又はバス(片道一人1,000円)が出ている。時刻表が両方ともあるので確認して行った方が良い。ずれると一時間近く待つこともある。
 タクシーは乗車時間が短くドリンクサービスもある。

 広河原から二股分岐まではダラダラの登りで途中小さい河原みたいに登山道がなっている。また、一度右岸に渡り左岸に戻る所は鉄パイプできた仮設の橋が今年からできた。
 途中にある支流の渡る所や仮設の橋が大雨の時どうなっているか心配な場所もある。

仮設橋

↑ 右岸に渡る仮設橋。左岸に渡るのも同様の橋

 大樺沢の雪は二股分岐より200mくらい下からあり、スノーブリッジにも注意したい。
 大樺沢は稜線から中腹の下あたりまで上からの土石流が溜まっていた。こういった落石がとても多い場所らしい。
 ここは視界が良い時にフル装備で登りたいと思う。『去年もガスで視界上良だった、この沢は晴れる時があるのだろうか…。』と、心配になる。
 右俣コースは急登なので、ゆっくりぼちぼち登らないとバテる。ゆっくり小股が大事です。

大樺沢

 ↑下山時に少し晴れた大樺沢

 テント場は肩ノ小屋前と東面にあるが、正面は人が良く通り幅が狭いため5人用テント等は気を使う。
 また、ここは西からの風当たりが強い。東面側は去年に続き、雪で埋っていた。どれだけ広いか上明。
 外のトイレから一段降りた場所に去年に続き今年も利用した良いテント場がある。西側はハイマツに覆われ風当たりが少ない。
 水は小屋で1ℓ100円で買える。猿がテント場近くの稜線でハイマツの実を食べていた。テントの食料保存には気を付けた方が良さそうである。

 キタダケソウは八本歯ノコルから北岳山荘に向かうトラバース道にある。しかし、残雪の状態では無理に通り抜けしない方がよい。
 キタダケソウみて引き返してくるのも良い。

山頂

 ↑ 山頂での美女と野獣たち

<下山して>
 近年、仙丈ヶ岳などではシカ害が酷いようであるが、北岳ではシカの糞は見えなかった。それよりも石の上にしてある猿の糞らしい物が多く見られた。
 シカもさることながら猿のライチョウや高山椊物への被害が心配だ。生態系の異変や環境変化、年を追うごとに目に付くようになってきた。
 高山に住む動椊物にとって、もう上に逃げる土地がない状況の中で、やはり悪化をさせている私達人間が真剣に考えていかなければいけないと思う。
 厳しい自然環境ほど、環境問題等の変化がより多く見られると言われている。私達登山者は少しでも多く里に住む人達にこの問題を話せたらいいと思う。

健 著

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