《文=サイゴ》
私と小倉さんの二人で、小川山・屋根岩二峰のセレクション(6P/5.8)に挑戦です。
小倉さんはマルチピッチのデビュー戦とあって、前日はジムでロープワークの特訓をして臨みました。
↑ ここのクラック(5.8)が1P目です。
この岩を左に巻いて2P目から登ることもできます。
ルート上のすべてのクラックの幅は広く、大きめのカムが必要です。
↑ 2P目のスラブ(5.8)。スラブが苦手な私ですが、ランナウトにも負けずにリードしました(涙)。
↑ アンカーでロープワークをする小倉さん。必死に頑張っています。手袋がちょっとデカイです。
↑ 3P目のチムニー(V)を見上げているところ。
チョックストーンの奥を、バックアンドフットで登ります。1〜2P目よりは難しくはないです。
↑ 4P目の下部クラック(5.7)からの乗り越しが核心ではないでしょうか。上部のワイドクラック(5.6)を抜けると左側に最終ピッチの岩が見えます。
なにやらスラビー(造語)な部分をトラバースした後、クラック(4m/5.7)を直上して終了です。…が、しかし、このトラバース、見るからに怖いです。
結局ビビってしまい、今回はパスして正面のルンゼを頂上へ抜けました。後続のパーティも最終ピッチはスルーしていました(言い訳)。
↑ 二峰の岩頭を背景に記念写真。
隣の三峰には南稜レモンルートが見えました。いつか登りたいです。…その前にセレクションの最終ピッチくらい登れないとね…。
バックロープを持たない私たちは、25mずつ2回の懸垂で脇道へ降りました。
帰り道は、小海・高岩の岩場でアイゼン登高のトレーニングをしました。
翌日には阿弥陀北稜に行くので、良い練習になりました。