メンバー:健(CL)、サイゴ
時刻 | 場所 | 所要時間 |
---|---|---|
4:15 | 佐久市発 | |
5:40 | 美濃戸口 赤岳山荘着 | 70分 |
6:00 | 赤岳山荘発 | |
8:30 | 行者小屋着 | 150分 |
8:40 | 行者小屋発 | 10分 |
9:25 | ジャンクション・ピーク | 45分 |
9:50 | 第一岩峰取付 | 25分 |
10:10 | 登攀開始 | 20分 |
11:20 | 阿弥陀岳山頂着 | 70分 |
11:40 | 阿弥陀岳山頂発 | 20分 |
12:40 | 行者小屋着 | 60分 |
13:15 | 行者小屋発 | 35分大休止 |
14:45 | 赤岳山荘着 | 90分 |
《文=サイゴ》
八ヶ岳バリエーションルートの阿弥陀岳北稜(1級)へ行きました。
このルートの旬は通常は3月頃までのようですが、今年は雪が多く、この時期でも安定して登れると判断しました。
↑ 9:20 JPへの登りは中岳沢から右の斜面を上がるのが一般的のようですが、 私たちは2つの尾根の間の沢から入り、JPへほぼ真っ直ぐに登りました。左上には岩峰が見えます。
↑ 9:45 JPの雪稜から潅木帯を進み岩峰へ。かなり登り応えのある斜面です。雪の状態によってはロープが必要です。
↑ 9:50 岩峰に到着しました。ここから登攀です。岩峰の左側を巻いて雪稜から頂上へ登ることも可能です。
↑ 10:10 取付きには足元にハーケンが4つあり、ここでビレイヤーのアンカーをとります。
正面よりやや左のクラックを登りますが、ホールドは大きいです。4m上にハンガーボルトがひとつありますが、私たちは中間にカムを(キャメ#1)きめました。
クラックのあとは緩やかなフェースになりますが、少しランナウトしますので、注意が必要です。
↑ 10:40 50mロープをいっぱいまで伸ばして登ると、2ピッチ目の岩の取付きにハンガーボルト2つのアンカーがあります。
こちらの岩は、1ピッチ目より難易度が下がります。途中に支点はありませんので、岩頭や潅木などを利用します。
↑ 11:00 ナイフリッジの雪は融けていました。岩がもろいので崩さないように通過します。健っちは、なぜかこういう細い所がキライです。
雪稜にでたらロープをしまい、100mほど斜面を進んで頂上です。最後にはちょっとした急登があり、不安な場合はロープを使ったほうがいいでしょう。
↑ 11:20 頂上をゲット。赤岳を背景に腕立て伏せのトレーニングをしている…訳ではないです。
↑ 12:00 阿弥陀岳山頂から中岳のコルへ一般ルートを下ります。半分から下が急で、バックステップで降りました。
↑ 12:25 行者小屋への最短ルートは中岳沢ですが、雪崩れることが多いです。
弱層のハンドテストを行い、問題ないと判断して下りました。お互いに間隔をとりながら素早く通過します。
山頂から1時間で行者小屋に到着。とても充実した気分で帰路に就きました。