浅間、八ヶ岳連峰のふもと

佐久アッセントクラブ

イメージ560*180

 谷川岳/一ノ倉沢烏帽子沢奥壁南稜(IV+) 2008/7/30

ルート写真

 メンバー:サイゴ、こぬぱん
 佐久I.C.(29日21:00) - 水上I.C.(22:30) - 一ノ倉沢出会(23:10)
 片道165Km 高速代3,400円(片道)
 出会駐車場にはテン場、水洗トイレ有。

時刻場所所要時間
5:30一ノ倉沢出会 発 
6:15テールリッジ末端45分
7:05中央稜基部50分
7:15南稜テラス着往路95分
8:00登攀開始先行パーティ待ち
10:40終了点登攀160分
11:40下降開始大休止&後続パーティ待ち
13:00南稜テラス着下降80分
14:10テールリッジ末端130分
16:00一ノ倉沢出会 着復路110分

 《文=サイゴ》
 先週、大同心へ一緒に行った“こぬぱん”さんと二人で、初めての谷川岳へやって来ました。

出発

↑ 5:30 前日の深夜に到着して幕営したものの、緊張のせいか睡眠3時間。
初めて見る谷川岳の、迫力のある姿に感動しました。

雪渓から岩峰を望む

↑ 6:00 沢沿いを歩き始めて30分ほどで雪渓が現れました。
そのまま雪渓を詰めてテールリッジに取り付きます。

テールリッジ

 ↑ 6:50 III程度のスラブが続くテールリッジ。こぬぱんのガイドテニーは良くグリップしています。私もクライミングシューズに履き替え、ロープは出さずに登っていきます。
 切れかかっているFIXがありますが、これは真下を向きながら下るときに持っていると気休めになります。くれぐれもコイツに体重をかけたりして頼らないように。

トラバース

↑ 7:10 テールリッジを登りつめると衝立岩中央稜の基部です。そこから南稜へ烏帽子沢奥壁の真下をトラバースします。
 写真右側に休んでいるパーティが居ますが、そこは落石の通過道ですので、かなり危険です。
 草付きの岩場を登ってテラスへ出ますが、滑りやすいので注意が必要です。

2P

↑ 8:25 先行パーティは男性+女性2人=3人で、『キャー』などと黄色い声をあげながらも頑張って登っています。
 1P(IV)は簡単な岩を登りチムニーを行きます。岩が濡れていて、恐ろしく滑りやすい部分があり緊張します。2P(IV/写真)は快適でした。

最終6P

 ↑ 10:35 3P(II)の草付から4Pのテラスまで一気に行こうとしましたが、あと少しロープが足りません…。やはり草付の終わりでピッチを切ったほうがいいです。
 5P目(III)はルートファインディングをミスして6ルンゼ側を直登。べったり濡れていて、余計な難しいクライミングをしてしまいました。
 核心の最終ピッチ(V)は、やはり濡れていて苦労しました。
 後方には馬の背リッジに取り付いたパーティが見えます。

懸垂下降中

 ↑ 11:40 下りは南稜を下降しました。終了点から見た谷川岳全体の写真が欲しかったのですが、スケールが大きすぎて撮れませんでした。

雪渓

 ↑ 15:30 往路より復路に時間がかかります。特に南稜テラスからテールリッジに入るまでは、危険です。ロープを使いたくてもロクな支点がなく、草付きの滑りやすい岩場を下らなければなりません。
 テールリッジのスラブを下るときにも、クライミングシューズは必須です。不安なら積極的にロープを使ったほうがいいです。

帰りには、町営の谷川温泉 湯テルメ谷川で癒されました。

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