メンバー:さいご(CL)、小倉、木村
08:00(白馬五竜スキー場)−09:10(地蔵の頭)−10:00(一ノ背髪) −11:06(小遠見山)−12:25(天狗岳)−13:50(1926mピーク)−14:10(1682mピーク)−15:00(尾根 標高1000m)−16:20(白馬五竜スキー場)山岳におけるスキーの可能性を探求する旅は、まだまだ続いています。
などと大げさですが、さて今回は総合力のトレーニングのため、アップダウンが続くルートを選んでみました。
朝、五竜の駐車場から山容を観察したところ、下山ルートの尾根にはほとんど雪が残っていないことが判明。
いつもなら、さっさと栂池方面へ計画変更しているところですが、今回はトレーニングなので覚悟を決めて行くことに。
↑天候は曇りのまま安定していそう。
この後に待ち受ける試練を知らずに、北アルプスの眺めを楽しみながらハイクアップ。
↑手前が八方尾根。奥の白馬乗鞍は晴れている模様。
適度に締まった斜面をスキーアイゼンを併用しながらガンガン登ります。
↑小遠見山へ到着。
ここからは滑りメインになるので、期待が膨らみます。
↑鹿島槍と爺ケ岳。雨雲がこちらに接近してきて、小雨が降り始めました。
行くか戻るか迷うところ。
↑天候は大きく崩れることはなさそうなので、行くことにします。
後ろの斜面が“このルートではここが一番の滑走ポイント…”らしい。
平坦になると板が走らず、登り返しが待っている。このあたりで『今日は面倒なことになりそう』と気付く。
↑天狗岳からの下り。
雪庇や雪の崩落に注意しながら滑ります。
↑テレマーカーの(慈)。
新調したタルガアッセントが調子いいみたい。
↑オグりん。
今日は歩きも滑りも、かなり頑張りました。
↑狭い稜線をすり抜け…。
↑時にはハイマツ帯をかいくぐり…。
↑1926mピークからの急斜面が、滑りのハイライト。滑落に注意しながら。
狙い通りのラインが決まって満足。
↑でもって、また登り…
↑広い尾根はルートファインディングがキモ。支尾根に下りないよう、注意深く進みます。
枝は散乱しているし穴だらけで快適ではないものの、雪が繋がっていてひと安心。
↑標高1000mあたりで雪がなくなりました。ヤブを漕ぎながら急斜面を下り、犬川の堰堤を目指します。
ところどころ、クマの新鮮な糞が落ちていて気になります…。
北海道から来た(慈)はクマ慣れしていて“会いたい”などと言っていますが、今日は遠慮したいです。
↑最後はちょっと変わった形の細い橋を渡ります。ようやく五竜のゲレンデに合流しました。
最後は泥だらけになってスキー担いで歩いていたら、麓のヒュッテのオーナー夫妻に話しかけられました。
「シーズン中には外人さんがたまに下りてくるけど、この時期にここに下りてくる人は珍しい」とのこと。
ええ、確かに時期が遅かったけど、そもそもがマニアックなルート。
滑りなんて全く楽しめなかったですが、スキーの機動性が活躍した一日でした。