立山、剱岳周辺 山スキー

2012年5月22〜24日

文=さいご

メンバー:さいご(CL)、木村

5月22日(1日目)

06:00(佐久市発)−07:50〜08:30(扇沢)−10:35〜10:50(室堂) −13:48(雄山山頂)−15:30(雷鳥平野営場)

当初はGW明けに剣岳滑降を計画していたのですが、予定を少し変更して立山〜剣岳周辺のスキーとしました。
時間の自由なテレマーカーの(慈)を誘い込んで立山入りしました。

立山 剣岳 バックカントリー

↑3年ぶりの立山! この時期は始めてですが、雪が少ない気がします。
 雲行きが怪しいけど、雄山へ向けて出陣します。

立山 剣岳 バックカントリー

↑室堂を振り返る。奥大日岳がかっこいいです。
 雄山の稜線は雪がないので適当なルンゼを登り詰めますが、テント泊4日分のフル装備を背負ってのハイクアップはキツかったです。

立山 剣岳 バックカントリー

↑後半は急斜面に苦戦しながら、なんとか雄山山頂へ到着。雪が降ってきました。
 山頂の祠から滑降しようと考えていたのですが、雪の付きが悪く、ちょっと歩いて降りました。
 このあとは山崎カールを下ります。

立山 剣岳 バックカントリー

↑広大な山崎カールへドロップイン。
 前週に積雪があった様子で、新雪と汚れたザラメが混在する雪質でした。
 汚れたザラメが滑りやすく、なかなか楽しめました。

立山 剣岳 バックカントリー

↑この広い野営場で、テントは3張だけ。贅沢にも立山を貸切です。

立山 剣岳 バックカントリー

↑初日は剱沢まで行く予定でしたが、雷鳥平をベースにして、翌日は荷物を軽量化して行動距離を伸ばす作戦にしました。
 明日は、剱岳の谷を滑りに行きます。


5月23日(2日目)

06:00(雷鳥平発)−08:08〜08:20(剱御前小舎)−剱沢−09:05〜09:20(平蔵谷出合) −10:10〜10:50(剱沢小屋)−11:50〜13:00(剱御前小舎)−14:30(雷鳥平野営場)

立山 剣岳 バックカントリー

↑THE DAY の予感!

立山 剣岳 バックカントリー

↑朝イチはカリカリの斜面にアイゼンがよく効きます。8時に雪が緩みだすので、時間を逆算して出発しました。

立山 剣岳 バックカントリー

↑あまりの快晴ぶりに、おもわずニヤける(慈)。

立山 剣岳 バックカントリー

↑昨日滑った、山崎カール。

立山 剣岳 バックカントリー

↑剱御前小舎で剱岳とご対面。誰もいない剱沢へ飛び込みます。
 このダイナミックさが写真で表せないのが残念。

立山 剣岳 バックカントリー

↑ライン取りは自由自在。またまたヒャホウでました。

立山 剣岳 バックカントリー

↑調子に乗って写真を撮ってもらいました。 カッコ悪…。

立山 剣岳 バックカントリー

↑平蔵谷あたりを滑ろうと思っていたのですが、谷のコンディションはひどい有様…。
 ピークハントじゃないし、他にも良い斜面がたくさんあるので、さっさと引き返しました。
 このあとは、剱沢の途中で剱岳を眺めながらお茶をいれ、剱御前小舎で炭酸ジュースまで飲んだりして、まったりしました。

立山 剣岳 バックカントリー

↑正午を過ぎると雪はグサグサです。雷鳥沢の隣の沢を下りましたが、なかなか滑り応えがありました。

立山 剣岳 バックカントリー

↑立山周辺のオープンな雰囲気もいいですが、剱沢周辺のアルパインムードのなかで滑るのもいいですね。
 まさに一粒で二度おいしいといったところ。…立山は懐が深い。


5月24日(3日目)

06:05(雷鳥平発)−07:52〜08:17(一ノ越)−09:11〜09:42(東一ノ越)−10:30(黒部平)−12:00(扇沢)

立山 剣岳 バックカントリー

↑え〜と、翌日は天気が崩れそうだし、昨日がサイコー過ぎて満足度大だったので、山を下りることにしました。
 写真は御山谷を滑り終えて一ノ越を振り返ったところ。左が龍王岳です。黒部平まで滑って帰ります。

立山 剣岳 バックカントリー

↑東一ノ越へのトラバースは、雪と岩が半々といったところ。夏道を歩きます。

立山 剣岳 バックカントリー

↑ベストな時間にトラバースできて本当に良かったです。
 早いとカリカリだし、遅いと雪が流れて、それなりにシビアな斜面になりそう。

立山 剣岳 バックカントリー

↑東一ノ越から爺ケ岳?をバックにスーパーマリオのポーズ。
 ここまで来るとホッとします。

立山 剣岳 バックカントリー

↑タンボ平を爽快にラストラン! …のはずが、なかなか手強い斜面になっていて苦しみました。

立山 剣岳 バックカントリー

↑ボコボコの汚い斜面を気合で滑ります。

立山 剣岳 バックカントリー

↑黒部平に到着。ここから黒部湖までは雪が切れていそうなので、ケーブルカーに乗ることにしました。
 最後に悪雪にやられて疲れた〜。

立山 剣岳 バックカントリー

↑あまりの暑さに黒部平駅でソフトクリームをいただく。生き返ります〜。
 中国系の観光者が多かったが、冬用のコートを着た皆さんから「ぎゃはは〜半袖だよ、あのニホンジン w」(中国語、たぶん)みたいに指をさされました。
 ちなみに写真は、往路でソフトクリームを食べたときのショットを流用。

立山 剣岳 バックカントリー

↑最終日も大滑走でした。

天気にも恵まれ、本当に満足度の高い山行になりました。
山スキーをやっているなら立山は絶対に行くべき、と強くオススメします。
小さな雪崩は頻繁にありますが、時間と地形をうまく利用することで、危険を避けて行動できます。
また来年も行くぞ〜。


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