前穂高岳・北尾根(IV)登攀

2012年8月17〜18日

文=さいご

メンバー:さいご(CL)、タケルっち

8月17日(1日目)

07:00(上高地)−11:30(涸沢)幕営

なんだかんだで行く機会のなかった前穂・北尾根に、ようやく行ってきました。
パートナーは、最近、東京暮らしで山に飢えているタケルっち。

前穂 北尾根

↑涸沢ヒュッテのテント村。上高地から四時間半で到着。
 初日に五・六のコルまで上がる、という手もあるけど、満場一致で涸沢幕営に決まり。

前穂 北尾根

↑五・六のコルに無くて、涸沢にある物。
 それは生ビールと山女子!
 山の景色を見ているようですが、隣の席の山女子に見とれています。

午後から雨が降りだし、翌日の天気も悪そう。
ってことで、昼から大宴会でした。


8月18日(2日目)

04:30(涸沢発)−05:33〜05:45(五・六のコル)−07:02(三峰取り付き) −09:03〜09:50(前穂高岳山頂)−12:13〜12:30(岳沢小屋)−14:10(上高地)

前穂 北尾根

↑夜中まで降っていた雨は止み、快晴になりました!

前穂 北尾根

↑V峰です。20分先に1パーティと、10分先にガイドパーティが。

前穂 北尾根

↑私が初見なのでルーファイをやらせてもらいました。
 前を行くガイドパーティから二回の落石。話に聞いていた通り、浮石だらけ。

前穂 北尾根

↑IV峰が現れました。
 ルートファインディングが核心ですが、それがこのルートの醍醐味ではないでしょうか。

前穂 北尾根

↑これはV峰の下り。

前穂 北尾根

↑印は一切ありませんが、岩の弱点を登っていくと迷うことはありません。

前穂 北尾根

↑途中で2パーティ追い越して先頭になっていました。

前穂 北尾根

↑III峰です。ここはロープを出してスタカットで登ります。

前穂 北尾根

↑1P(IV) せっかくなので、IIIではなくてIVのクラックを選んで登りました。
 2P(III) 50mいっぱいまで伸ばして、適当なピナクルでビレイ。
 3P(I) 歩いて移動。
 4P(III) やや右から巻いて、ハング気味のところを乗越してピークへ。

前穂 北尾根

↑これはII峰です。ロープなしでもいけるけど、そのままスタカットで行きました。

前穂 北尾根

↑後続パーティの姿もないので、II峰の下りは安全策で懸垂下降しました。

前穂 北尾根

↑前穂高岳山頂に着きました。
 特に厳しいところはなかったけど、最後が山頂に出るというのは充実感があります。

前穂 北尾根

↑下山は雨雲に追われながら重太郎新道〜岳沢へ。
 岳沢小屋に着いたところで雷雨に捕まりました。

いろいろと運良く、予定通りにこなせました。
付き合ってくれたタケルっちに感謝です。
次回は春に挑戦したいルートだな。

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