メンバー：さいご、他
今年の夏の登攀は、滝谷四尾根主稜を出合からやろうと計画していたのですが、
ちょうど悪天候の週に重なってしまい、急きょ、三重県は御在所岳へ計画変更しました。
今回のパートナーは、伊那山仲間の舩杉さんです。
↑ 佐久の自宅から６時間弱で登山口に到着。遠い…。９時に裏道登山道を出発しました。
↑ お互いに御在所は初めてでしたが、事前の情報収集は最低限にして、五感を頼りに登るつもりです。
中尾根バットレスからアプローチして取付こうと考えたのですが不明瞭で分からず、
いったん下って1ルンゼ右俣から仕切り直しました。
またもやアプローチ核心かぁ？
↑ 概念図
↑ けっこうキワドイ踏み跡を辿って無事に取付きに到着。ふぅ。
先行の４名パーティの順番を待っていると、ポツポツと空から水滴が落ちてきました。
せっかくここまで来たんだし、気にせずに登攀開始します。
↑ 中尾根は岩峰が連なっていて、それぞれのピークを登ったら下降の繰り返しです。
↑ グレードVくらいのクライミングが続きます。
↑ 一か所、ハングを越えるピッチが登場。そこだけはアブミを使い、ふなちゃんがビシッとリードしました。
強いパートナーは頼りになるなぁ。 写真は最終ピッチから見下ろしたところ。
↑ 下降を始めたところ、とうとう雨に捕まりました。
３回懸垂下降して1ルンゼに合流。ここまで下れば安心。
↑ 藤内沢出合の近くに野営地を見つけて、この日はビバーク。
明日の天気も微妙だけど、せっかく三重まで遠征してきたんだから、もう一本行きたいな。
↑ 早朝はガスっていましたが、曇天の登攀日和になりそう。
この日は前尾根に行くことにしました。
↑ 取付にはすでに２パーティ、後から続々とパーティが上がってきます。
どうやら人気ルートらしい。 しびれを切らしたふなちゃんが、脇のクラックから登攀開始。
またまたトポは持ってないけど、今日はとにかくスピード重視だ。
↑ 途中で４パーティ追い越して、２時間でP2に着きました。
ここでは渋滞を待ってから最終ピッチを登ります。
↑ と、ヤグラ南面に10bのルートを発見。
ここまで10ピッチは登ってきたのに、まだ物足りない様子のふなちゃんがトライするという。
はい、どこまでもついて行きますよ。 最後の最後にシビれたなー。
滝谷は逃してしまいましたが、御在所も素晴らしい岩場でした。
冬に面白いルートがあるそうなので、次回は冬に来たいと思います。