山行報告 「岩」
八ヶ岳 稲子岳・南壁 左カンテ 2014/10/8
ほんとはこの写真の背景には北岳が写っているはずだった…。
台風と重なって北岳バットレス登攀が中止になり、代わりに近所の稲子岳・南壁に登りに行きましたよ、と。
八ヶ岳 横岳・西壁 小同心クラック 2014/9/28
昨年入会したA川女史のバリエーションデビュー戦です。
いつも天気が大荒れになる“持っている”二人組ですが、今回は大丈夫なのか…。
御在所岳 藤内壁 2014/8/30-31
三日間の日程で滝谷・四尾根メインの登攀を計画していたのですが、天気がどうにも雨になる予測…。
前夜まで悩みに悩んで、天候が安定しそうな東海地方に計画を変更することにしました。
で、初めての御在所岳は、期待以上に素晴らしい岩でした。
立岡山左岩稜(9P/5.9) 2014/8/11
台風一過の好天を期待して小川山へ向ったものの、一帯は雨…。
雨雲レーダーをチェックすると、甲府あたりの岩は乾いていそう、ということで立岡山へ転戦することになりました。
マルチピッチの気分だったので、数年ぶりに左岩稜を登ることにしたのですが、 下部の3ピッチは、べったり濡れていてクラックはぬるぬるの泥だらけで、ちょっと苦労しました。 そういえばある人が『濡れていてこそアルパイン』と言っていたなぁ…。
上部のリッジはすっかり乾いていて、景色を眺めながらクラミングを楽しみました。
北穂高岳・滝谷 登攀 2013/9/9-11
秋といえば登攀の季節です。今年は滝谷に行きました。
The lost mountain 2012/10/11
忘れ去られた岩壁、八ヶ岳・稲子岳。
南壁を登攀しました。
錫杖岳・前衛壁 “注文の多い料理店” 2012/10/9
「注文はずいぶん多いでしょうがどうか一々こらえて下さい。」
「これはぜんたいどういうんだ。」ひとりの紳士は顔をしかめました。
宮沢賢治著 『注文の多い料理店』 より
穂高岳・屏風岩 雲稜ルート 2012/9/20-22
秋といえばサンマと屏風岩。
ということで、3日間の日程でやってきました。
パートナーは伊那山仲間に所属しているFさんです。
小川山・烏帽子岩左稜線 2012/9/14
アルパインへ向けたトレーニングで、20ピッチのロングルートにやってきました。
パートナーは伊那山仲間に所属しているFさんです。
前穂高岳・北尾根 2012/8/17〜18
久しぶりのバリエーションルート。
ルートの難易度に関係なく、やはりアルパインは楽しい。
ワイドボーイズ@砦岩 2012/6/23
イギリスにPeteWhittakerとTomRandallという、通称“ワイドボーイズ”なる二人がいる。
高難度のワイドクラックばかり攻めていて、一度ビデオをみたけど、とにかくすごい。
頭が下になっていたり、クソ重いキャメ6を4〜5個もぶら下げていたりする。
で、なにが凄いって、登っているときの顔が尋常じゃない。この世の苦い物をすべて口に入れてしまったような形相で登っている。
その二人とは全く関係ないんですが、ワイドクラック好きというレアな友人と二人で砦岩へ行きました。
▲写真はワイドクラック三部作のうちのひとつ、『完全なる酒乱(5.10a)』。
見えていませんが、顔だけは本場のワイドボーイズ並みになっています・・・。
太刀岡山左岩稜 (5.9 / 9P) 2011/11/28
自宅から眺めている八ヶ岳が白くなりました。ある程度の降雪があったのではないでしょうか。
さて、地元での岩登りは寒さが厳しいので、比較的暖かい山梨県の太刀岡山へ行きました。
アプローチは駐車場から7〜8分と、素晴らしく便利なロケーション。
クライミングとして面白いのは下部ピッチですが、後半は眺望が楽しめます。
ひとつのピッチに複数のスタイルのクライミング要素があるのが特徴です。
▲写真は後半のナイフリッジ。美しいです。
(※トラバースのランナーはとりましょう 笑)
▲最終ピッチの鋏(ハサミ)岩を登って先端に立つと(立てないけど)、気持ちのいい風景が広がります。
右側のスラブを登りますが、最後にちょっと緊張しました。
次回は、●塚君の全ピッチリードで遊びに来たいです。
瑞牆山・十一面岩正面壁
ベルジュエール(11P / 5.11b) 2011/11/1
フェース、スラブ、クラック、チムニーまで登場する登り応えのあるルートです。
それにしてもルートの核心が、いきなり1ピッチ目(5.11b)というのは厳しい。
9月に来たときは6ピッチで敗退していたので、今日は絶対に完登して帰ります。
相棒のこぬぱんは、自己最高グレードと同じ1ピッチ目のR.P.にトライするものの、はじかれてうなだれていました。ドンマイ。
▲写真は3P目。見事なランナウトぶりを披露しています。
▲4P目 フィスト〜シンハンドのクラック(5.10a)。出口が悪い。
▲5P目 大フレーク(5.10a) これが本日の私のハイライトです!初めてこのフレークを見たときはビビリました。
上部でレイバックに入る前にキャメ4を決めて、あとは一気に乗り切ります。ランナウトが怖いっす。
…でも個人的な核心は、続く6P目のチムニー(5.7)だな。プロテクションは取れないし、絶対に5.7じゃないと思う。
最終ピッチを登って岩頭に立ったとき、あまりにも風景が爽快で感動しました。
この風景を見るために登ってもいいルートだと思います。
二子山・中央稜(var./ 5.9 / 7P) 2011/10/13
久しぶりの岩です。寒くなってきてシーズインした二子山へ行きました。
初めての石灰岩とあって、期待が膨らみます。
2P目はバリエーション(5.9)を登ったら、そのまま3P目もオリジナルルートを外れて登ってしまった。
でもハイライトと言われる3P目を登りたかったので、懸垂滑降して3P目をやり直しました。
ハイライトというほどはパッとしないピッチ…。残置の多さが気になる。
今日の核心は的ピーがリードしたVar. 2P目だったな。
初体験の石灰岩ルートは、まるで人口壁のようなムーヴが続き面白かったです。
的ピーとは目指している方位性(趣味)が近いので、いいパートナーシップを築いています。
八ヶ岳の稲子岳南壁やりたいね〜とか、マイナーな話で盛り上がりました。
アイゼントレ@三ツ峠 2011/1/4
冬季バリエーションルートに初挑戦するEさんと一緒に、アイゼントレーニングに行きました。
アイゼントレといえば、やはり三つ峠が便利ですね。
アイゼン+手袋+10Kgザックで、II〜IV級のルートを何本か登りました。
今日の目標は一般ルート中央(IV+)と都岳連ルート(V)のリードでしたが、厳冬期仕様の手袋では、さずがにムズいです…。
一日の練習で、足の立ち込みの感覚がかなり向上しました。これは何度も練習しておきたいですね。
烏帽子岩・左稜線(5.8/20P)@小川山 2010/11/19
小川山で最長の20ピッチのロングルート。
ピッチ最高グレードは5.8と易しいけど、フェイスありクラックあり、チムニーに懸垂下降と、バラエティに富んだ面白いルートでした。
11月下旬に近いこともあり、すでに下部のピッチには雪が積もっていて、雪払いして滑りまくりながら登りました。
写真の上部岩壁の左のクラックがハイライトと呼ばれる13ピッチ目。ハンドがバチ効きなので快適です。 しかし、本当のハイライトは最終ピッチのチムニーでしょう…。荷物背負っていたら厳しいですよ、コレ。
ゲレンデのマルチピッチからアルパインへステッテプアップする、その中間におすすめのルートです。 支点は乏しい残置ハーケンなので、ナチュラルプロテクションをメインに考えたほうがいいです。
十一面岩 末端壁@瑞牆山 2010/8/24
久しぶりの十一面。やっぱりスケールでかくてカッチョいいなぁ。
まずは調和の幻想1P目(5.9)でアップ。ワイド限定にすると少し難しくなる。
続いてT&T(10d)。パートナーのこぬぱんは気合でR.P.。湯川のフィンガーより、いろいろバラエティがあって面白い。
で、写真↑はアストロドーム(11a)。初めてのダブルクラックなので、自然とオモシロムーブになってしまう。
両足を内股のまま前進したり、挟まってノーハンドレストしたり。太刀打ちできなかったけど、楽しかったな。
こぬぱんは、あと一歩でR.P.しそう。一緒にクラック始めたのに、いつの間にか11クライマーになっていた。
剱岳 チンネ左稜線 八ッ峰VI峰 登攀
2010/8/2〜5
「岩と雪の殿堂」とも呼ばれる剱岳。
憧れのチンネ左稜線、八ッ峰、そして剱岳本峰をまとめて堪能した4日間。
朝日に焼ける峰々、満天の星空、圧倒的なスケールの岩峰。どれも忘れられない思い出になりました。
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四方原ドーム東壁東面(IV/3P/105m) 初登 2010/6/1
四方原山に未だ手付かずの岩壁が存在していました。
100mオーバーの一枚岩…。かねてから狙っていたルートを初登しました。
レポートを読む(PDF)
クラックにつららが…@小川山 2010/4/26
今年初めての小川山です。廻り目平までの舗装工事は終わり開通していました。
妹岩でクラック&スラブをやろうとやってきましたが、クラックにはつらら、スラブには氷が張っていて「アックスが必要だったかかも!?」なんて冗談がでるほど。
でも実際には、岩が冷たいくらいで普通に登れます。
妹岩はやはり“ジャックと豆の木(5.10b/c)”(写真)、あとは“カシオペア軌道(5.10b)”のスラブ+レイバックが面白いです。
ゆるクライミング 2009/10/1
岩場初挑戦の二人を含めた五人で、晴天の小川山へ。
スラブを登って、ボルダリングした後は、お楽しみのランチ。サバイバル登山家系のバビーが「魚ゲットしてくる」と言って川に出かけたものの、残念ながら収穫なし。
でも焚き火で作ってくれたポトフは最高に旨かったよぉ。
こんな感じでゆる〜く一日が過ぎていきました。
私こと、3週間前にヒビをいれた肋骨が痛かったけど、良い(?)リハビリになりました。
例会クライミング@小川山 2009/9/13
秋の例会クライミングは小川山になりました。
今年、入会したばかりのI君がレポートしてくます。
レポート(PDF)を読む
調和の幻想@瑞牆山 2009/8/15
雲行きが怪しいこの日、瑞牆山末端壁の「調和の幻想(10a/5p)」へやってきた二人。
案の定、4P目の登りだしでどしゃぶりの雨にやられて敗退。
う〜ん、今年は天気に恵まれないなぁ。日ごろの行いのせいかな?
谷川岳 一ノ倉沢 2009/7/14
一年ぶりの一ノ倉。
前夜まで雨が降っていたので、登攀は無理かも…と思いつつ、烏帽子沢奥壁中央カンテへ。
見事に滝が流れていました。
南稜へ転戦するものの、やはり濡れていて気持ち悪かったので帰ってきました。
まあ、こんな日もありますよね。
スラブ三昧@小川山 2009/5/13
アップ代わりにガマルート(ver./5.9/6p)を登り、その後は10台のスラブを数本トライしました。
一日で指の皮がかなり薄くなりました。スラブは怖いけど、足使いの練習になりますね。
マルチピッチ継続登攀@小川山 2009/4/30
屋根岩2峰セレクション(5.8/6P)から屋根岩3峰南稜レモンルート(ver./5.9/6P)を継続して登りました。持久力とスピードのトレーニングのつもりです。
核心は南稜レモンルートの3ピッチ目、オフウィズスではないでしょうか。
久しぶりに、くるぶしを擦りむいてしまいましたよ…(涙)。
クラッククライミング@湯川 2009/4/28
久しぶりに快晴となったこの日、3人+1匹で湯川へクラックの練習に行きました。
平日にしては珍しく、他にも神奈川から女性2人組が来ていました。
湯川で練習を積んで、昨年敗退した瑞牆山ベルジュエールに再挑戦したいのです。
アイゼントレ@三つ峠 2009/4/14
三つ峠へ季節外れのアイゼントレに行きました。
朝から雨が降りしきるなか、カッパを着て、手袋はめて、アイゼン付けてクライミング。
…と、岩場の陰から大勢の声が聞こえるではないですか。
こんな物好きが他にも居るのか、と思ったら、
なんと自衛隊のレンジャー部隊の皆さまが訓練していました。
で、落ちそうなときは、みんなで「れんじゃああああっっっ!」と叫んでいたのが印象的でした。
谷川岳/一ノ倉沢・烏帽子沢奥壁南稜 2008/7/30
この日の一ノ倉沢は静かでした。
アプローチで雪渓を詰め、I〜IIIのスラブをひた歩き、そして南稜を登攀しました。
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八ヶ岳・大同心/雲稜ルート 2008/7/22
冬期の人気バリエーションルート・大同心へ行きました。
岩の脆さや支点の貧弱さは山岳クライミングそのものですが、
身近な八ヶ岳でも高度感のあるルートが楽しめます。
大同心の頭から見渡したお花畑は感動モノでした。
…もちろん踏まないように細心の注意を払いました、ハイ。
三ツ峠 2008/7/17
『しらびそ山の会』の小野木さんとクライミングへ行きました。
小野木さんは原村のもえぎ野山荘という和風(和食)オーベルジュの若きオーナーさんです。(さりげなく宣伝)
館内には、なんと吹き抜けのクライミングボードがあります。落ち着いた雰囲気の宿で、美濃戸口にも近いです。(また宣伝)
ということで、三ツ峠では他にクライマーは5人しか居なかったので、人気の中央カンテを始め、手当たり次第にルートを楽しみました。
しかし要所にある巨大なアンカーにはびっくりしました。
雨上がりのクラック@小川山 2008/6/4
連日の雨続きで、分かっていながらも、ずぶ濡れのクラックへ来てしまった“クラック・バカ”二人組。
岩峰すべてがナチュラルプロテクションの藐姑射岩(ハコヤイワ)へやってきました。
案の定、クラックに水は流れているし、スタンスはぬるぬるで滑りまくり…(-_-;)
雨は降っていなかったのに、ずぶ濡れになって帰りました。
マルチピッチ/小川山 再び… 2008/5/15
小川山・屋根岩二峰のセレクション(6P/5.8)に再びやってきました。
今回はしっかり6Pを完登しました。 続きを読む≫
マルチピッチ@小川山・南稜神奈川ルート 2008/5/4
小川山・屋根岩三峰の南稜神奈川ルート(5P/5.8)に行きました。 続きを読む≫
マルチピッチ@小川山・セレクション 2008/4/27
小川山・屋根岩二峰のマルチピッチルート『セレクション(6P/5.8)』に行きました。
これがマルチデビューとなる小倉さん。果たして結果は…。 続きを読む≫
岩トレ@小川山 2008/4/21
アプローチにまだ雪が残る小川山へ行きました。
H氏の“ニンジャ(5.14a)”完登、一風変わったマルチピッチのルート、そしてお約束のスラブ、などなど、
よく遊んだ一日でした。 続きを読む≫
スラブ三昧@小川山 2007/8/29
さて、いつもクライミングジムで顔を合わせるHさんと、小川山へクライミングに行きました。
この日、Hさんは自己最高グレードになる5.13dの課題<スペシャリスト>のR.P.を狙います。
朝は高い湿度のため岩のコンディションが悪く、1本目はフォール。昼近くになって空気が乾いてきたところを見計らって再トライ。
手が切れそう(外れそう)になりながらも指一本でホールドし、最後の一手をデッドポイント。見事に完登しました。…なんか世界が違うよなぁ。
私は小川山デビューということで、いつも行く岩場には無いスラブを初体験。
5.9が精一杯です。もう、いっぱいいっぱいです。フラフラの足を引きずりながら帰路についたのでした。