先週、タケルっちと二人で行った横岳は、悪天候のため途中下山。本当に悪天候だったのか?などと疑問視されたので、悔しいので再チャレンジすることに。
とは言っても、5月に入りすっかり暖かくなっていたので『残雪の春山を軽〜く楽しんでこよう』とルンルン♪気分(死語)であった。
↑ 午後から天候が崩れる予報だったので、朝は5:00に海ノ口登山口を出発。
2000m付近より軟雪になり、ときどき股まで陥没しながら尾根を目指す。予定外に時間がかかり、8:15に尾根上に出る。
↑ さて、そこまでは余裕の私であったが、このあたりから一歩進むごとに股まで埋るようになってしまう。ここにきてラッセルするハメになるとは…。歩荷訓練も兼ねて荷物を重くしてきたことを激しく後悔する。
気分はすっかり萎えて、途中であきらめムードになったが、2時間45分の格闘の末、岩稜へ到着。
↑ 目の前に道標があった。『左:赤岳 右:硫黄岳』
1/25000地形図で確認すると、杣添尾根の終点が横岳と記してある。目の前の小さい岩山を見上げるとケルンが積んである。『…これが横岳か?』
なんだか地味〜な山頂ではあったが、とりあえず荷物を置き、記念撮影。来冬の目標にしている赤岳をのんびり眺めること15分。だいぶ雲が厚くなってきたので下山することに。
と、ところがっ。先ほどの道標を裏から見たら『ここは三叉峰』と書かれているではないか。硫黄岳方向をよく見ると、小さいピークにぽつんと標識が立っている。『あ、あそこが横岳では?』
大急ぎで横岳のピークへ向かう。ハシゴを登り岩稜を超えること15分。ちゃんとありました『横岳2,829』。
素早く証拠写真だけ撮り、即効で下山にかかる。赤岳はすでに黒い雲に覆われていて、間もなく雨になる気配。
雷が怖いので、とにかく樹林帯へ逃げ急ぐが、ここで再びラッセル、ラッセル。もう転がるように樹林帯へ逃げ込んだのだった。
山頂から小雨の中、2時間15分。予定通り13:45に下山。留守本部に連絡しているところで、アラレ混じりの豪雨になる。ラッキー。
ところで、今回は横岳だけしか行っていないのに、なにゆえ縦走のカテゴリなのか。
横岳の後は『風とり』さんのエビフライ丼(900円)へ縦走したのは言うまでもない。旨かったぁ♪